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​COMMENT

原作 高橋いさを

思いやり

 

拙作「リプレイス」は、二人の若者がそれぞれの人生を少しの間、取り替える物語である。取り替えることによって何がわかるかと言うと、自分とは違う相手の立場である。相手の立場になって考えることができる能力のことを想像力の豊かさと呼ぶなら、本作における二人の若者は、それを身をもって体験する機会に恵まれたと言えると思う。

わたしは常々、俳優にとって最も重要なものは想像力であると説いているが、想像力は必ずしも役を演じる際にだけ必要なものではない。相手に対する「思いやり」も豊かな想像力の産物にちがいないのだから。

本作に挑戦する代々木アニメーション学院の皆さんの奮闘を期待する。

 

高橋いさを

ISAWO BOOKSTORE主宰。

劇作家・演出家。

脚本・脚色 IKKAN(オフィス★怪人社/テアトル・エコー)

この芝居は、人生を交換するお話です。

俳優とは、別の人間の人生を演じ、『自分』とは違う『他人』になります。

 

僕は、演劇を始めた時に「他人って自分とは違うことを考えているんだ」と、初めて気付かされました。

 

『自分が良い』と思っていることは、必ずしも『他人にとって良い』ことではなくて、他人が勧めてくる良いことは、自分にとっては好ましくないことであったりします。

 

演劇のおかげで、他人の気持ちを考えるようになりました。

 

もし演劇に出会わなかったら、不器用な自分は、自分の気持ちだけが世の中の全てであり、他人とは相入れない人生になっていたと思います。

 

人の気持ちに気づく。

他人から見える景色を見る。

 

個性的なお芝居に作りつつも、他人の目で世界を見てみる。それがどれだけ大切なことなのか。少しでも考えていただけたら。

 

そんな想いを込めて、楽しい脚本を作ろうと思いました。

 

リプレイス

お楽しみください。

 

IKKAN

脚本家・演出家・声優・漫画家

(オフィス★怪人社/テアトル・エコー)

演出 大塚 晋也

今回、代アニ×銀河アカデミー卒業公演「リプレイス」の演出させていただくことになりました大塚です。
自分自身も約10年前の代アニ卒業生であり、今の学生達のように必死になってやっていたなと思い出し、
懐かしく感じる日々です。
学生のみんなの必死さや真っ直ぐさが観に来てくださる皆様にも伝わってくれたら嬉しいです。
そして、この「リプレイス」という作品を通して何か1つでも皆様の心に残ってくれたら幸いです。

監修 田中 精(『リプレイス2024』に出演)

もし、大企業のエリートと売れない劇団員が入れ替わったら?

そんな誰かの人生を垣間見るような、でもそこで人生を大逆転できたら、
そんな"if"もしもが散りばめられた物語がリプレイス。


でもこの企画、そもそも学生が主体で舞台製作をして銀河劇場で公演を行ってしまうという、ちょっと常識だと考えられない程の現実離れしている事実が既にifストーリーの入り口で、そんな作品が満席のお客様皆が笑顔で大拍手を巻き起こしている、なんて大逆転ストーリーが現実に起きたら、ワクワクしてきませんか?………ね?段々と気に
なってきましたよね?その「もしも」の結末、是非劇場で見届けて頂けたら嬉しいです。

羽村 俊人 天藤 空耶(てんとう くうや)

僕が演じる羽村俊人は大企業の跡取り息子で、生まれながらに会社の未来を担うというとても重いプレッシャーのある人生が確約されている人です。
もし僕が俊人だったら耐えられずに途中で逃亡しちゃうかもしれないです(笑)

しかし俊人は苦悩するも、たくさんの人に支えられ、最後は自分の答えを見つけ出せる人なので、本当に尊敬しかないです。

誰だって悩んだり、しんどかったりすると思います。
しかし、この世にひとりぼっちの人はいない。
みんな支え合って生きている。
この公演で、1人でも苦悩から救えるような公演にしたいです!

小島 吉平 藤原 竜斗(ふじはら りゅうと)

小島吉平役を演じさせていただきます、藤原 竜斗です。

客席から見ていた自分が今度は銀河劇場のステージに立てる。"吉平"を演じられる。
私自身、夢を諦めないでよかったと夢はいつ描いても自分次第でどこまでもいけるんだなって思いました。

さてさて、吉平と俊人の「人生交換」がテーマのこの作品!
お互いの世界で個性豊かのキャラクター達にもみくちゃにされながら上手くいったりいかなかったりの交換生活、
スタッフの方々とキャスト達でつくりあげる1度限りの本公演、是非見にいらしてください!

​エグゼクティブプロデューサー 清水 順二

今回は

30-DELUX「リプレイス」という作品を生徒さんが選んでくれて、うちの劇団メンバーとコラボして

成長していく姿を見ていてとても幸せに思います。

この作品は劇作家の高橋いさを先生が、2009年に我々30-DELUXの作品として書き下ろしてくださった作品で、

その後2023年に30-DELUX(半角)OSAKA製作にて、演出家金谷かほりさんが歌を盛り込み、

音楽劇的であり吉本新喜劇的要素満載のアクションエンターテインメント作品として上演してくださいました。

 

「王子と乞食」のモチーフで作られたこのオリジナル作品を通して生徒さんが新演出としてリニューアルし、

他人の立場を理解しようとする気持ちが少しでも芽生えるようになることを祈りながら、

未来のエンターテインメント制作者、技術スタッフの成長を支えたいと思います。

 

お客様はたった1回だけの観劇になりますが、「これを学生が主体で製作したのか?」と想像していただき、

是非、お客様の笑顔と笑い声と拍手で学生を応援していただければ、きっとお客様にも何かの「気付き」が得られると信じています。

 

この「エンタメスタッフ学部の学生」が未来のエンターテインメント業界を支えていく

人材となることを心より祈っています。

 

それではお客様、

どうぞごゆっくりお楽しみください!

 

エンタメスタッフ学部講師 清水順二(30-DELUX主宰)

代々木アニメーション学院×銀河劇場アカデミー 2期生卒業公演 supported by 30-DELUX 「リプレイス」

​お問い合わせ:galaxyac.2nd@gmail.com

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